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30代でフリーターだとどうなる?正社員になる方法も解説します!

フリーターの年齢は15歳〜34歳の人と定義されていますが、フリーターが30代になるとどうなるかみなさんご存知でしょうか?今回は、30代でフリーターだとどうなるのかを紹介していきます。正社員になる方法も紹介しますので、フリーターの人はぜひ参考にしてみてくださいね。

30代フリーターの割合

平成30年国民生活基礎調査を参考にしてみると、30代で働いている人は、およそ870万人です。その中で、フリーターとして働いている人がおよそ170万人ですので、30代フリーターの割合は、約19%と言えます。

ただ、この割合は働いているフリーターのみの計算です。フリーターの定義としては、
・15歳〜34歳と限定
・現在就業している者については勤め先における呼称が「アルバイト」又は「パート」である雇用者で、男性については継続就業年数が1~5年未満の者、女性については未婚で仕事を主にしている者
です。

また、これに加えて
・現在無業の者については家事も通学もしておらず「アルバイト・パート」の仕事を希望する者
もフリーターに入ります。つまり、アルバイト・パートとして働いてはいないものの、働く意思があればフリーターですので、30代フリーターの割合は19%よりは高くなっていると考えられます。

30代でフリーターだとどうなる?

フリーターの末路としては、
部屋に引きこもりがちになって精神的にやられる
年金がもらえず生活困難
生活保護での生活になる
働いてもブラック企業しか就職できない
定年後もバイトして生計を立てるしかない
ホームレス
警察にお世話になる
孤独死
これらのものが挙げられますが、30代でフリーターだと、特に正社員が目指しにくくなるという人生が見えてきます。

30代でフリーターの人の多くは、社会人経験がありません。そのため、企業もそのような人材を必要とせず、就職することが困難になるのです。基本的に企業は若い人材を欲しがりますので、30代にもなるとなかなか採用してくれなくなります。

また、30代でフリーターだとアルバイト先でもいづらく感じることが増えるようです。多くのアルバイトが20代前後となりますので、その中で働くことが苦に感じ出すかもしれません。それだけでなく、30代でフリーターだと友人との関係も変わってきます。具体的には、劣等感を感じてしまったり、友人から誘われなくなったりします。

そのほかにも、30代でフリーターだと結婚できない可能性が上がります。特に男性でフリーターの場合、収入面に不安が残ることから女性はあなたと結婚が考えられなくなってしまいます。

このように、30代でフリーターだとマイナスなことが多く起こってしまうのです。

30代フリーターになってしまう多くの理由

・就職活動をしなかった
就職活動をしなかった理由としては、アルバイトに夢中になっていた、大学で落とした単位をとるのに必死でできなかったという理由で就活をしなかったそうです。そのほかにも、大学院に進学しようとしていたが、行くことができなくなったという理由もあるようです。そしてそのまま30代までフリーターでいる人も多いようです。

・公務員試験に落ちてしまった
公務員になりたかったが、公務員試験に落ちて就職先がないまま卒業してしまったという人もいるようです。一度落ちてしまって、気持ち的にも挑戦する気にならず、そのままフリーターでいる人もいるようです。

・就職活動がうまくいかなかった
業界を絞りすぎたり、大手にばかり応募したせいで就職活動が上手くいかず、フリーターになってしまった人もいるようです。

・留学で就活ができなかった
長期留学で海外にいたため、就職活動できず、そのままフリーターでいる。

・フリーターの働き方が合っていると感じる
アルバイトを続けていると、その働き方が定着してしまい、正社員として働くことよりアルバイトで働く方がいいと感じる人も多いようですね。

・正社員と給与の差が小さく感じたため
特に20代のうちは正社員とフリーターの給与の差があまりないかもしれません。そのため、正社員より働きやすいフリーターを選んで30代になった人もいるようです。

・働く意欲が起きない
そもそもに働く意欲が起きず、フリーターを続けている人も多いようです。

・資格取得のために勉強を続けていた
ポジティブに捉えられるような理由です。難しい国家資格だと取得に時間もかかりますので、資格取得に30代まで時間がかかることもあるのかもしれませんね。

・やりたい仕事のために経験を積んでいた
こちらのポジティブに捉えられるような理由です。確かに、技術職などでは経験がある方が有利ですので、事前に経験を積むことはいいことかもしれませんね。

30代フリーターのデメリット

・社会的信用がない
働いてはいるものの、社会的信用がないというデメリットがあります。具体的には、金融の審査がおりにくかったり、不動産で審査に落ちやすかったりします。十分な収入はあったとしても、安定した収入がないという判断をされます。

・解雇される可能性がある
正社員であれば、法律によって雇用が守られていますが、フリーターであれば解雇の可能性があります。バイト先で働く人が増えるとシフトも減らされたり、急に首にされたりすることがあります。

・正社員と比較すると収入が少ない
フリーターであれば昇給などが見込めませんので、収入があまり高くありません。フルタイムで働くとそれなりに収入も増えますが、やはり正社員と比較すると収入が少なくなっています。

・正社員として就職することが難しい
フリーターの期間が長ければ長いほど、就職することが難しくなります。

・福利厚生がしっかりしていない
フリーターには、福利厚生だけでなく社会保険や有給もほとんどありません。つまり少ない給料の中でやりくりしなければいけません。

30代でフリーターが正社員になる方法

できるだけ早く正社員を目指す
30代フリーターと言っても、30代になりたての人と、30代後半の人では大きく違います。もちろん企業側もできるだけ若い人材の方が欲しいわけですから、できるだけ早いうちに挑戦をし始めましょう。

フリーター向けの就職支援サービスを利用する
できるだけフリーター向けの就職支援サービスを利用しましょう。その方が、就職できる可能性が上がります。

ハローワークや転職エージェントを利用する
ハローワークや転職エージェントでは、履歴書の添削や面接のアドバイスなども行なってくれますので、これらを利用してアドバイスをもらいましょう。

第三者からの意見ももらう
第三者から意見をもらうことで、あなた自身を見直すことができたり、これからの取り組みが変わったりします。

職業訓練に通う
職業訓練では、様々な資格やスキルを取得することができます。ハローワークで申し込みすることができますので、資格やスキルを取得したいという人は、職業訓練に通ってみましょう。

まとめ

今回は、30代でフリーターだとどうなるのかを紹介してきました。基本的にマイナスに捉えられる内容が多かったかと思います。しかしながら、30代フリーターから正社員になることができないわけではありませんので、できるだけ正社員になるように努力してみましょう。

また、今回は30代でフリーターが正社員になる方法も紹介しています。ぜひ参考にして、正社員を目指してくださいね。